私たちは最初に述べたとおり、この3月に中間法人として登記し、法人となりました。非営利の法人です。しかし誤解をしないでください。無償のボランティアではありません。きちんと給与を払った上で実現していきます。非営利は、資金提供者に金銭的な配当はしないという意味で、実際に労力を提供してくれた人に報いないという意味ではありません。では資金を長期融資なり出資なりしてくださった方の利益はなんでしょう。金銭的にはありません。ただこうした事業によって、環境や人々の利益につながるだけです。また、この住宅が広がる中で、建設着工の順位づけとして利用します。つまり殺到してしまった申し込み者の中で優先順位にするつもりです。それだけです。
しかしこの運動が広がれば、全国にたくさんの「天然住宅」ネットワークが生まれ、たくさんの山と地産地消の生活者がつながって、地域の中で経済が循環していくようになります。出稼ぎしなくても食べられる地域と、自立した地域分散型の地域モデルが各地に生まれるようになります。それが私たちの願いです。
私たちは地域の人々や、森を守るためには妥協しません。最大限の努力はしますが、価格競争で安売り住宅と競うことはしません。住宅の総合的な性能と、その産地に暮らす人たちの暮らしぶりを比較してください。「安物買いの銭失い」という言葉があります。私たちはこの住宅はいずれ、住むにつれて価値が高まる住宅になると思っています。買ったときよりも、手放すときのほうが価値が高い住宅になること、それこそが本来の住宅モデル、住宅性能であると思うのです。
私たちは努力を続けます。